2021年10月01日

今日たまたま着てる、黒の上着は

3、4年前に、当時勤めていた会社で必要だったので買ったもの

その下のつなぎは、5、6年前のバーゲンで、つなぎは何着あってもいいでしょと思って買ったもの

今寝るときに着ているTシャツは、10年くらい前に、親を連れていった沖縄旅行で買ったもの

思い入れがあってなかなか着れず、ずっとタンスの中にしまわれていた

わたしは、思うよりも、過去の自分に包まれている

上司と、弟にすんごいいらいらするんですよーと世間話しながら、はたと考える

いや、確かにいらいらすることもある

嘘ではないけど、最近はそうでもないかも

友人とおやつ食べてて、自分食いしん坊で困るっす、みたいな感じに話してるけど

ほんと?

食パン一斤とかケーキワンホールとかいっちゃってた頃は、そりゃ食いしん坊だろうけど

弟にいちいちいらいらしてたのも

食いしん坊武勇伝も

昔の自分だ

わたしは、案外むかしの自分で生きているんだなということに、はっとする

好きと思ってたテレビ番組

やたらチェックするYouTubeチャンネル

惰性で録画とか保存して、消化するように見てない?

わたしは正義感の強い子供だった

それはよくないね、とジャッジする自分

本当にそう思ってる?

本屋とパン屋は、素通りできない

それは、いつのこだわり?

よくよく見ていくと、あの頃とは変わった自分や、いつの間にか手に入れていた考え方

わたしは随分

わたしがイメージしている過去の自分で、今の自分をイメージしているんだと笑えた

変わりたい、変わりたい、といいながら、変われてない、変われないと一番思ってたのは、自分なんだな

良くも悪くも

今の自分を知らないのは、自分なんだ

あーすごく断捨離できそうな気がするw

もちろん、ずっと大切にしたいものもある

例えば

わたしのお財布のなかには、2センチ四方のビニール袋が何年も前から入っている

桜の花びらが一枚、折り畳まれたキッチンペーパーに包まれて

そこには、「なにかいいことがある」と鉛筆で書かれている

母がテレビで、木から落ちる桜の花びらを地面につく前に拾えたら幸せになる、という話を聞いて

地元の良くいく山で、頑張って拾ってくれたものらしい

わたしには、「なにかいいことがある」魔法がかけられた

何となくそう思っていて

財布は買い替えても、きっとずっと、この桜の花びらは入れて持ち歩くだろう

わたしは過去でできている

でも、未来にもいる

それが今なんだ

☆朗読ライブに出演します

クシマ音楽社 presents

朗読劇

宮沢賢治「銀河鉄道の夜」

語り 萬田陽子、奥野明美

音楽 上田たけし

10月2日(土)

趣味処 はちどり

長崎県雲仙市愛野町甲3808-3

0957-51-7722

チケット ¥2000-(1ドリンク付)

開場 18:00  開演 18:30

★アコースティックアーティスト2組によるライブ演奏あり

VIBESTAKASHI(バイブスたかし)

くらげのシッポ

問い合わせ

クシマ音楽社

westend.heroes@gmail.com