2020年03月01日
この方の写真が大好きだ
木寺一路さんの作品に出会わせていただいたのは、宗像の赤間駅近くにあるgallery wabiにて
オーナー1年越しの、待望のご登場でもあったという写真展に行ってきました
そこに飾られていたのは、写真というより花そのもの
んー
というより、一枚一枚を眺めていたら、紙の中で花が枯れていくのを感じるのだ
写真は、一瞬を切り取るもの
そういう思い込みがあったかもしれない
それが、まるで命の行方を見ているような、枯れ様を辿る美しさをそのまま見ているような
タイムラプスのような写真
だから、一枚をずっと眺めていると、生きてるとしか思えない
命って、すさまじくきれいだ
繰り返し繰り返し、ループしていく
被写体と、木寺さんはどう向き合ったのだろう
そして、この「点」を、どうやって見つけたのだろう
無意識の美意識、そう解説に書かれていた
そのものの持つ膨大な宇宙
その無数の「点」から、木寺さんの無意識で美しさを拾いあげる
生きるもの全てが持つ、永遠に近い命の質量
そこから何を表現するのか、その表現の永遠に近い可能性も感じて
無限だ、と思った
木寺さんは、その無限を「沈黙」と名付けた
展示は3月3日までで、しかも今日!3月1日14時くらい、在廊されるそうです
私は、wabiの、作品を美しくみせることに命をかける(笑)オーナーさんの展示も大好きで
是非お出かけいただきたいなあ、と思います
はー。。
同じ時代に生まれて、こうして出会わせていただいて、目の前で感じることの出来る幸せを、きっと至福というんだろうね
私たちは、至福の中に生きているんだなあ