2020年02月26日
春ですね
お気に入りの、水がなくなった川
ちょっとした草原みたいになってて、おもしろい
ネギはえてる向こうに、菜の花が咲いていた
その向こうは、知らない枯れ草が水のかわりに川を埋めつくし、草の川が出来ている
ずっと向こうまで
ずっとずっと向こうまで
それは、幼い頃精霊舟を流した海まで続いているかもしれない
朝日を見に行く
まだ目覚めきってない草むらに、遠くから光のグラデーションが近づいて
気づけば辺りが黄金色になる
枯れた草には水滴がかすかについていて、黄金色が更にきらめき出すと
さわさわさわさわ
草いきれに、軽い笑い声が広がっていくようだ
ウグイスが二羽
掛け合う鳴き声が、空へ
鳴き声を視線で追いかける
毎日毎日
こうやって朝がくる
毎日毎日
私は目が覚めて、あなたを思い出す
こんなに幸せなことがあるだろうか
息を吸うと、少し艶やかな空気が、艶のままに体の中に入ってくる
匂いがする
菜の花の匂いかな
美味しい空気が吸い放題だよー!
誰かに伝えたい!
みんな知ってるだろうか
世界は今、美しいことを