2020年02月20日

春が音をたてて近づいている

春の足音
この言葉、考えた人天才だ
色の数が違う
色の種類が違う
色の温度が違う
色の湿度も違う
色の光が違う
ハンカチおとし、という遊びがあった
輪になって体育座りしてる人たちの周りを、鬼が回って、気付かれないように誰かの後ろにハンカチを落とす
ハンカチを置かれたことに、落とされた人が気づかないまま鬼が一周できたら、鬼交代
落とされた人が今度は鬼になって回り、次のターゲットの後ろにハンカチを落とす
みたいな遊び
なんかめっちゃスリリングだった記憶があるけど、今考えると他愛ない
子供ってやっぱりすごいわ
大人の自分がハンカチおとしを楽しめるか、と考えた時、正直楽しみ方がよくわからない(^^;
この他愛なさの中に、想像力とイメージと集中力をもって、全力で参加して、全員で工夫して、面白さを創造していたんだなあ
でもさ
今の自分は、昔子供だったから
遊ぼうと思ったら、遊べるはずよな
お世話になっているカメラマンのどらさんが、撮った写真を印刷しよう!という主旨のワークショップを定期的にされている
今、スマホやデジカメで、写真を撮る人は多い
でも、ちゃんと写真に焼く人は案外少ない
かくいう私も、スマホでめちゃんこ撮るけど、SNSにアップしてそれで満足
データだけたまっていく状態だ
だから、写真に焼くことにした
写真の大きさを選び、印画紙を選び、余白を選び、色を調整する
印刷されたものを手にしたとき、何とも言えずドキドキした
自分の頭の中が、作品になる瞬間だ
目の前に、形となって現れ
具現化した
私の名前は奥野というのですが
「オクノスタイル」やね、とどらさんが言った
オクノスタイル!
こりゃいい!
という訳で、これから自分の表現したなんやかんやを「オクノスタイル」の中にぶっこんで括ることにした
私はこれ、というものがなくて、どれも弱気なとこがあって
名乗る程のものでも無いですが、という枕詞をつけたくなる衝動にかられる
一つを極められない自分に、「オクノスタイル」をプレゼントだ!
そしたら、何をやっても自分になるではないか
え?これって
自分を極めるってことか
。。なるほどなあ
名前をつけるってこういうことなんだ、と
改めて「名付ける」ことの意味を噛み締める
それは、もやもやした煙のようなものが、命になる瞬間に似ているかもしれない
私たちは、元を辿れば宇宙のもやもやだったのだ
とりあえず、やってみよう
新しい遊びを手に入れた気分で