なかなか手放せないものがある

人から貰った手紙や年賀状が、そのうちのひとつだ

他の人はどうしてるんだろう

私は、木のBOXに入れて置いていた

さすがに過去全部じゃないけど、結構な量で、でも、全く気にならなかった

それが今日、ふいにその日が来た

ふと、手放そうと思ったのだ

パラパラと読み返しながら、そこには、優しいメッセージが沢山書かれていることに気がついた

私は、この人に心を開いただろうか

期待に応えることができないと決めつけて、距離をとっていなかったか

ありがとう、と言ってくれているのに、何も出来なかったとつきはなしてはいなかったか

だから、この人もまた、自分から離れていく人だと決めつけてなかったか

今、受けとることにした

この人やこの人や、この人の言葉を疑わず、そのまま貰うことにした

そしたら、不思議なことに、この手紙の山を、手放そうと思えた

みんな、ありがとう
育てられなかった関係も、育った関係も、育てて貰った関係も、みんな

今は近くにいなくても、連絡が途切れていても、あなたを思い出す

あの時の自分と、あの時のあなたが、頑張って日々生きていたことに間違いはない！

手紙の山は、これを待っていてくれたのかな

すごく不思議な気分だ