一瞬陽射しがクラッシュして、目をつぶった
開けたら、知らないとこにいるんじゃないかと思って、少し怖くなった
光と記憶は繋がっているかもしれない、と誰かのブログに書いてあったな
そういえば、ちょっと前のドラマで、主人公は光に包まれながらタイムスリップしてた
光によって記憶が甦るのなら、自分の中身は、光でいっぱいということになる
えー…
ちょっと
照れるなあ(笑)
結局本免は何回受けたのか、もう忘れたけど、さすがに受からんといけん、と思っていた時、あの試験官に久々あたった
私は、はっとした
今日、受からなければ
そして、いざ車に乗ったら、今度は使命感がふつふつと沸いてきた
私は、この試験官の方と、後ろに乗ってる次に試験を受ける予定の若者を、無事に試験場に送り届ける!
その結果、見事な集中力を発揮し、その日受けた人の中でたった一人
合格した
私は、必要な手続きを待つ間、せいぜい四回しか会っていない試験官の方に、手紙を書いた
もう会えないかもしれない、と思ってかいたのだが、その後、直接渡すことができて号泣(3回目)
私につられたのか、ほんとに感動してくれたのか、その方も泣いていた
試験官は笑ったらだめなんですよ、と言った
とても、素敵な笑顔だった
それから、たまたまいたもう一人の大好きな教官に、受かりましたー!と、ハンカチを振り、教習所に戻った
そう
終わったのだ
教習所では、白い袋を戴いた
のしに、「祝卒業」と書かれていた
思えば、何かから卒業したのはいつぶりだろう
と、尾崎豊みたいなことを考えながら、また泣いた
あけたら初心者マークが入っており、家に帰って、仏壇にお供えした
初心者マークがこんなに嬉しいとは知らなかった
この宝物が、私を守ってくれる
あれから1年
もうお守りをはずさなければならないのが悲しい
初心者詐偽で、罰金をとられるときいた
ほんとかいな
1年たって思うのは、教習所って、車の乗りかたを習う所だけど、それだけでなく、作法を学ぶ所なんだということだ
作法は、思いやりだ
茶道でも、華道でも、お互いが気持ちよく過ごすために、色んな決まりごとがあると言う
人を思いやり、それが自分を思いやることにつながっていく
車道だ!
…それは単なる車の通る道だ(笑)
皆さま、車を運転出来るということは、思った以上に、ものすごいアイテムをゲットした、ということですよ!
皆さまを尊敬します!(特にバスやトラックを運転出来る人!)
コングラチュレーション!!
皆さまに幸あれ!