2018年07月27日

思わず、パジャマのまま橋までチャリを走らせた

くわえた歯ブラシが少し恥ずかしいけど、夕日がきれい

オレンジの輝きが、限界まで熱した硝子のようだ

私は私の好きな形に、夕暮れを細工する

さっきみたフリーペーパーに、プリズム7色の中で青だけが乱反射されるから、空は青い、と書かれてあった

なぜ青なんだろう

今日も、青が終わっていく

あー
外で歯を磨くと、歯ブラシを小さく感じるなあ

私はjazzを習っていた

興味なかったが、何故か辿り着いたのがjazzの先生だった

月いちで通っていたけど、7月のレッスンで辞めた

もともと、自分で曲をつくり、自分でピアノを弾いてライブ活動をしていたのだが、
通い始めた頃は、歌を歌いたくなくて、でも、何かやってないと不安、という時期だった

jazzの良さは、いまいちわからなかった

でもきっと、だからこそ、歌を歌うことを思い出したのだと思う

どう歌っていいかわからないものをやることによって、どう歌ってもいい、ということを学んだ

その頃の私は、上手に歌わなければ、みんなに届けなければ、認めてもらいたい、個性をだしたい、そんなようなことでがんじがらめで

出来ない自分に苛立って

結局、見も知らない他人に自分と自分の歌を、全否定された
そして、そそくさと歌うことから逃げた

全否定した他人は、自分だったのかもしれない

色々抵抗したけど、最終的にそれを全部、まるごと受け入れていたから
私は、歌わなくなった

でも歌は、先生の側にも、私の側にもあった

生きていれば、素敵なことも楽しいことも自由なことも、反対に、えぐいこともカッコ悪いことも泥臭いことも、ある

それを全部ひっくるめて、全部が存在で、誰にも侵せない生き様だ

それが表現だ

いつも、歌える

それで気持ちいい

そんな風なことを、教えて貰った気がする

それがわかったから、私は辞めるのだろう

やっぱり先生は、かっこいいと思う

先生、ありがとう

jazz、歌わないかも、と言いましたが、多分歌います

楽しかった

楽しかったな