2022年11月01日

雨が降ったりやんだりの日

青空で、陽も射して、どっから雨粒が落ちてくるのかわからない

不思議だなと思って空を見ると、虹が出ていました

急だったので、筥崎宮で雨宿り

整えられた白砂に、サラサラと雨が降る様子は、本当にきれいで

そのうち

雨足は少し強まり、パラパラと音を変え

祈祷の太鼓が、どん、と鳴りました

賽銭箱の前の水溜まりには、屋根から雨垂れが、横一列に並んで落ちてきて

それが、ゆーらゆーらと水の表面で横波を作って、まるで蛇が泳いでるみたいでした

なんで雨垂れが揺れてるの?と思ったら

それは、風

前から気になっていた、大分の宇佐神宮へ行って来ました

憧れの青いソニックに乗って、1時間半弱

やっぱ電車は、旅感が出てよかよねー

その前に、地元の友人が連れてってくれたのは、宇佐神宮の祖宮と言われている薦神社

でっかい池に鳥居があって、鳥居の向こうのお山から、神様がいらっしゃるんだろうな

すこぶる良い天気だったので、匂いたつような生き物のパワーを感じました

全体的に濃い!

(写真はお友達が撮ったもの)

なんというか、水面を歩けそうだよなあ。。

人間の中には、空を飛んでいた、水の中で暮らしていた、水の上を移動していた、そんないろんな時代の記憶があって

たまに、空を飛びたくなったり、水の上を歩ける気がしたりするんじゃないかと思う

今のところ、進化論的にはどうなのか知らんけど、実感としては、経験していた気がするのだ

遠い昔に、この水の上を歩いていた、そう思うだけでテンションがあがる

実際には入りませんけど 笑

宇佐神宮は、きっとずっと、人々が聖地巡礼してた場所なんだろうと感じる、懐の深い明るい神社だった

聖地巡礼というか、、お伊勢参りっぽい雰囲気というか

ワクワクしながらお金をためたり、ツアーを申し込んだり、準備して、大好きな人に会いにいく気分で神様に会いにいく

こちらの神様に会ったら、会うだけで一生分の幸せを貰えるだけでなく、家族、親戚、友だち、ペット、まわりのみんなの分の幸せまで、ついでにいただけるのだ

お伊勢参りは、おばあちゃんのかわりに子供が一人で参る、家族のかわりに犬が参る、なんてこともあったと聞く

そんなことが当たり前の安全な世界

袖振り合うも、のおおらかな日本

そんな空気が宇佐神宮にもあって、初めてきたのに、いやーご無沙汰してます的な気持ちで手を合わせた

とはいえ、格式の高さと、あとは、独特な地元臭(?)を感じる

なんていったらよいのか、、もともとの土地が信仰を集めていて、その上に形が乗ってるというか

例えば、出雲大社とか宗像大社とか、その地域の地域柄みたいなオリジナルなパワーをむんむん発してると思うんだけど

それと異種同様の、宇佐地方の地域臭がある

こういう雰囲気の人たちが住んでたんだな、と歴史が始まる前の歴史に思いを馳せていた

まあ、神社ごとのキャラクターが違うのは当たり前な話しか

総括すると。。立派な神社でした  

なんで紅葉してるところだけ、ピンポイントで光があたってるのか、と不思議で

でもそのうち、日が当たるから早く紅葉するのか、と思い至った

世の中の出来事は、きっと、すべてそうなんだな

なんでこんなことが?という意味不明なことも、知らない気付いてないだけで、そうにしかならない理由がある

それをみて、美しいという人もいれば、まだあそこしか紅葉してないと残念がる人もいる

そもそも、美しさすら、散歩中の猫なんかは感じてない(多分)

感覚や感情は時にうっとおしいけど、何かが生まれるのは悪くない

長く日があたっているから、そこだけ葉っぱの色が違う

イコール

美しい

この式は、なかなか素敵だ