2021年07月18日

道に迷った

地図を読むのが苦手なので、大体迷いがちなんだけど

Googleさんをみながら移動すると、余計に迷う気がして

それがなんでなのか、今日何となくわかった

初めていくカレー屋さんへ

馴染みのない駅

Googleさんを片手に

左行って大通りを右

と、ぶつぶつ言いながら

ぐんぐん歩いていた

目印の建物は一向に見あたらないけど、キョロキョロしてるから、情報は瑞々しく入ってきて

面白い看板、街路樹の背丈、素敵なカフェ、ビルの隙間から見える森、神社の鳥居、歩いてる人の顔(隙あれば道を聞くため)などなど。。

いつの間にか、異国を旅する人みたいになっちゃってる

ひとしきり歩いてたら、地名が変わってしまった

この際、神社さんにお参りするか、いやいや。。

なんつって考えながら、歩くこと自体が楽しくなってることに気づく

もちろん、辿り着けるのか不安はあって

カメラマンどらさん(上司)を待たせてるし

1人だったらきっと

まあいっかと、目的地を変えていたかもしれない

結局、降りた駅に戻ることにした

駅前の信号待ちで、隣にいたおばあちゃんと話していて

駅の東口と西口を間違えてただけだったことに気づいた

それから

駅の反対側から、何の問題もなく、3分くらいで着いた

なんなら駅出たら、にわかにカレーの匂いがしていて

その匂いは、目的地のカレー屋さんから漂ってきていた

わたしの目的地は、わたしの後ろ、すぐ近い所にあったんだ

クボカリーさん
ひとしお、美味しかった
配電盤がいい感じだ
わたしは、地図通りに歩いていたつもりなのに
目的地から、対角線上、一番遠い方向へ、迷いなく進んでいた
行きたいところから、自信まんまんで一番離れた場所へ向かっていた
それは、スタート地点で右と左を間違えた、たったそれだけのことで
辿り着きたい場所は、すぐ近くにあるのに
後ろを振り返れば良かっただけなのに
自分の立ち位置がわかってなかった
迷うって、こういうことなんだなと思う
ちょっとした勘違い
ちょっとした誤解
ちょっとしたタイミング
そんなズレで、わたしたちは、自ら違う場所へ歩いてきてしまう

あれ?と思ったら、初めの位置へ戻ろうと思う

前ばかりでなく、後ろも気にしながら

自分がどこに立っているのか、確認しながら

でも、迷うのもわるくはない

そこにあるのは、出会いと発見

寂しさと不安を感じつつ、進もうとする自分の意志

どこへ行きたかったのか

何を求めてここにいるのか

わたしの本当の気持ち

。。道に迷っただけなのに、なんか大げさな話になってしまったw

歩いていこう

今見える景色を楽しみながら