2021年02月10日
純粋なものになりたかった
子供のように無邪気で、裏表や邪気がなく
誰に対しても素直で
だから、自分を監視して
誰かをジャッジするたび、嘘をつくたび、妬むたび
さんざん自分を批判していた
そんな自分を知られたくなくて、どんどんあざとくなっていった
上手に誤魔化す方法を覚え、ばれないように、つじつまを合わせた
小学六年のとき、担任の先生から、ずる賢いと言われた
本性を見透かされた気がして
そのことを、ずっと忘れられなかった
私はずる賢くてあざといから、自分を見せてはだめだ
と思って、社交的なふりしながら、頑なに人と距離をとった
本当は、純粋なものになりたかった
だけど、あきらめた
しょーがない
それが自分、と思った瞬間があった
人としての自分の底をみた気がしたけど、この一年で、更にスペックの底をみたかもしれないw
大好きな人たちと仕事して
誰も何も言わないけど
自分だけが雄弁に、自分を査定してるみたいだった
あー
自分は、本当にたいした人間じゃない
たいした人間じゃないのに、たいした人間であることを、自分に強要してたんだなと思った
私が可哀想だった
とてもとても、可哀想だと思って
「ごめんなさい」と言った
日が昇るように、息を吸い
日が落ちるように、息を吐く
適当に生きていくのには、センスがいるな
先日、作家のひすいこたろうさんの動画をみていて
病気は贈り物だという話をしていた
その中で、体はピュアなんですよ、と言われていて、ちょっと驚いた
器としては老化し、衰えていく
だけど、その反応はいつも変わらず
頭では、このくらい大丈夫と無理しても、体は「無理だよ」とサインを送ってくる
睡眠が足りなければ眠くなる
水分が足りなければ頭痛がする
食べすぎたら胃が痛くなる
どうしても嫌なことをしようとすると、じんましんがでる
そのサインは、本当にピュアなのだ、と
私は、純粋であることに憧れていたけど、案外近くに、純粋なものはあったのだ
。。といいながら、すでに夜中の3時になるではないか
目が重たくて、しばしばする
体からのピュアなサイン
「早く寝ろ」
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布を透かして影に