2020年08月29日
あまりの暑さに、カフェで避難している
ひぐらしや、つくつくぼうしの涼しげな鳴き声は、聞こえてこない
目の前のくすの木の葉っぱが風に揺れる音も、ことのほかカサカサで、緑の色が何となく黄色味を帯びてみえる
あ
つくつくぼうしだ
「モモ」を読んでいる間に、だいぶ夕暮れに近づいたのかな
外からの熱風とエアコンの冷風が、私の側の開け放たれた窓の辺りでぶつかり合い、滞留しているみたい
自然の熱気は、クーラーで熱が薄まっても、混ざり合わないのかな
そういえば、チャリで夏の街中を走っていても、自然の風と室外機から出る熱風は、全く違うように感じる
当たり前といえば当たり前か
今、やっと「モモ」を読み終えた
意外と冒険活劇で、ラストの方はドキドキして、けっこう夢中になってしまった
時間泥棒をこの世に生み出したのも、蔓延らせたのも人間だと、時間を司るマイスター・ホラは言った
私たちは、ムダを省いて何を手にいれようとしてるんだろうね
モモは、時間が何かを知ってから、自分の心の中から、美しい音楽が溢れてくることを知った
いつでも、自分の中に入っていけば、その美しいうたを歌うことができることを知った
それは、溢れてくる
自分から溢れでて
それを、みんなと分け合いたいと思う
自分の中に、美しいものはあるということ
それから、それをシェアできる人がいるということ
モモにとって、それが幸せだった
そして、幸せはいつでもそこにあった
みんなが気づきさえすれば、良かったのだ
誰の胸の中にも、チクタクチクタク時間は生まれていて、それは、みんな違う、美しい花でも星でも光でも言葉でも音楽でもあり
気づくだけで、溢れてくる
私たちの中の何十兆個の細胞には、一つ一つ、とんでもない数の遺伝子情報が入っていて
その情報から、例えば、爪は爪の遺伝子情報のスイッチをオンにして、それ以外の膨大な情報をオフってるらしい
だから、爪は爪だけど、理論的には、スイッチ次第で爪が髪の毛になったり目んたまになったりすることも可能だというから驚きだ
私たちは、使わないムダを沢山抱えて生きていて、それが私たちなんだ
極論、私たちはムダで出来ている
もう、ムダは必要だよというレベルじゃないくらいムダそのものなんだ
だから。。。
だから、なんだろう笑
今日も、いい一日だったな
私はそう思いながら、「モモ」のあとがきを読んだ
この作品が発表された年は、私の生まれた年だったと知った
ただそれだけの幸せ
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