2020年02月04日
フォトグラファーになろうと思う
私は、20年以上子どもの写真を撮る仕事をしてきた
なのに、一眼レフすら持ってないし、カメラの勉強もほぼしていない
長い間私の中で、写真を撮ることは仕事だった
なんというか
写真が好きでこの仕事をしていた、というより、たまたま選んだ仕事が写真を撮ることだった、という感じ
でも、毎日全力で働いていたと思う
好きも嫌いもなかった
ただ一生懸命やっていた
で、かれこれ20年
時間をかけてはっていった根っこを、スポーンッと抜くように、一年前転職した
そこは、写真と全く関係ない職種だったけど、半年後、なんとスタジオが出来て、私はそこで撮影を担当することになっていた
今、SNSにだいたい毎日写真と短文をアップしている
自分が「あ」と思ったら、スマホを取り出す
ほぼ何も考えない
「楽しい」
それだけ
だから、自分のことをカメラマンとは言いにくかった
考え過ぎたのか、もう考えたくなくなって、「立派なカメラマンでなければカメラマンでいてはならない」を捨てることにした
ついでに
「何かひとつ、これが私!といったものを極めなければならない」も捨てることにした
何もかも中途半端にしか出来ない自分が嫌で、歌も言葉も写真も、このまま仕事しながらの趣味にしようと思った矢先に失業しちゃったから
もうしょうがない
しょーがなーい!
中途半端なままで、やりながら考えていくことにした
という訳で
フォトグラファーになろうと思う
お寺でそう手を合わせて振り返ったら、さっきまでバラバラに見学していた五人家族が、写真を撮ろうとして集まっていた
このタイミング
迷わず撮らせて貰った
目の前に来ることをやろう
自分が思い付くことをやろう
それだけ決めた
なんかわかんないし、結果の垂れじんだらどうしようかと不安もあるけど
絶対にどうにかなる
その「どうにか」の部分を、楽しみにしようと思う自分がいて
「どうにか」には、きっと、そうくる??みたいなイレギュラー的な展開もあって
結果、どうにかなっていくんだろうなあ
と
心のお母さんも実際のお母さんも、そんな呑気なことばっかり言って!!なんつって怒るだろうことを、呑気に考えている