2019年03月03日
草いきれ
子どもの頃、春の畑に入って遊んだ記憶が一瞬で甦る
においは、記憶と直結する
しろつめくさ、れんげそう、なのはな、ぺんぺんぐさ
シャラシャラさせながら、草の深いかおりに包まれる
座るとお尻のとこが、草の汁で、緑色に汚れて
少し気になったけど、それよりも、猫くらいの目線で、ぼうぼうの草を見るのが好きだった
私はおかまいなし
そのうち、かまうようになったけど
おかまいなしの世界は、リアルなにおいと、たまにここにやってくる
浄水器を買った
正確に言うと、水道水を電気分解して水素水にかえてくれるやつ、を買った
私はお水をほぼ飲まない人だったけど、さすがに飲むようになった
蛇口をひねってお水が飲める、というのが、なんともはや
昔の実家のばあちゃんちみたいで、嬉しくてたまらん
せっかくなんで、持ち歩くことにした
リュックの中で、水筒の中のお水が、たぷんたぷん言ってるのが聞こえる
たぷんたぷん、たぷんたぷんと、聞いていると、トイレに行きたくなる
でも、どこでもトイレがすぐある訳じゃないし、我慢するたちを発揮して、ある程度我慢しようとする
そのうち、我慢はよくないと思い、なるべくすぐ行くようにした
そうすると、トイレがあるときに済ましとこうか、と思って、膀胱から前借りして行くようになった
でも、前借り(?)っつっても
ねー
出る時もあれば、出ない時もあり
今、トイレとの付き合い方を、模索しているところだ