2019年02月18日
工事中のビルが好きだ
このビルは、グレーの幕に濃い水色の傘がついていて、ちょーかっこいい
なんだか遺跡のようだ
人類の叡知がそびえ立ち、私を萌えの世界へ誘う
春、ですね
まだ寒いけど
鼻の穴が乾燥するので、クリームをつけるために、指を突っ込んでみた
そしたら、どの指を突っ込んだら一番しっくりくるか、試したくてしょうがなくなり、せっかくなのでやってみた
なんと、薬指が一番いい感じではないか(もちろん両穴)
座りがいい
一番面白かったのは、親指
なぜか親指を突っ込んだ時だけ上唇があがって、上の歯だけ見える
あはは
むっちゃおもしろい
そんなことやりよったら、鼻の穴が大きくなるよ!
という、母の声が聞こえるようだ
一昨日(だったか?)の記事で、名前について書いたんだけど
マダムスノウさんから、とても素敵なコメントをいただいた
「親御さんが、どんな気持ちで名前をつけたか
その思いは、祈りですね」
そうか、祈りなのか、と思ったら泣けてきた
祈りとは何か
そんな疑問を持ったのは、だいぶ前、田口ランディさんのエッセイを読んでいて、祈りについての文章をみつけてからだ
病気の友人がいれば、よくなりますように、と思う
悲しい出来事があれば、早く悲しみが癒えるように願う
大切な人には、いつも幸せでいて欲しいと感じる
その反対側で
自己満足
欺瞞
相手にとって、腹のたしにもならない
そんな気持ちが湧いていく
テロ、地震、水害
様々な、許容範囲を越える出来事に
祈ることすらできず、ただの傍観者であった自分への無力感
まぎらわすように、コンビニのレジ横の義援金ボックスに、お釣りを入れて
祈りとはなんだろう
祈ることに、意味があるのだろうか
少し答えのようなものを見つけた気がしたのは、石牟礼道子さんの「苦海浄土」の語りライブをやった時
具体的に何か、という訳ではないが、心の奥から、この言葉を伝えたいと突き上げるものがあって
自分がふと消えていた瞬間
これは祈りではないか、と思った
人それぞれ違う、祈りの形
今出来ることを一生懸命やった時、そこに、何かに対する明確な思いがなくても、それが、祈りに一番近いんじゃないか、と思ったのだ
歌ったり
踊ったり
笑ったり
泣いたり
怒ったり
日を浴びたり
月や星を見上げたり
そんなおり
ふと、溢れる感情
祈りはきっと、その近くにある
この世に生まれて、名前のない人は、ほとんどいないと思う
その名前には、つけてくれた人の思いが込められていて、その思いに包まれて、みんな、生きている
書くたびに
目に触れて
声にだして
呼ばれるたびに
その思いが、私を大切にくるんでくれている
それは、祈り
こんなに側にあったんだな