2018年09月06日

伝線、電信柱、団地、夕暮れ

大好きな風景だ

「懐かしい」と思う

団地に住んだことは無いけど、大きな建物が日に照り返される感じ、ものすごく郷愁を誘う

私は自分が、「懐かしい」で出来ていると思う事がある

だから、先日のアランミラさんのブログをみていて、英語で「懐かしい」を的確に表す単語がないと知って、すごくびっくりした

アメリカ人は懐かしがらない?

じゃあこの、何とも言い難い、大切な事を思い出したような、切ないような、苦しいような、美しいような

どこか遠くから来たような、いつもそこにあるような、自分の一部のような、神様のプレゼントのような

震えるような、嬉しいような悲しいような

焼き付いて離れないような、ぼんやりしてるような

どこからか聞こえてくるような、匂うような

心がポカポカするような、もう二度と手に入らないような

なんかもう、懐かしいとしか言い様の無いこの感情を、アメリカ人はどうしてるんだろう?

そんなことを考えてたら、CHIEさんのブログで、好きなことに触れるとき、「懐かしい」と感じる、思い出す感覚がどこかにある、という記事がアップされていた

それはなぜか
魂に刻まれた感覚だから

なるほどなあ、と思った

奄美大島に「なつかしゃ」という方言があるらしい

それはもちろん、「懐かしい」という意味もあるが、感動した時、心の琴線に触れた時、美しいと思った時など、気持ちが動いた時に「なつかしゃ」と言うんだって

私はとても腑に落ちて、とてもいいなあ、と思った

夕日がきれいで「懐かしい」

あの人に巡り会えて「懐かしい」

音楽が胸に染みて「懐かしい」

本当に、豊かな言葉だなあ

それはそうと。この写真の真ん中あたりに、急に、違う質感の雲が浮かんでいて、その違和感にしばらく釘付けになっていた

まるで、天使が片羽だけ置いてったような

今度そんな歌でも作ってみるか

どんな歌だ