さびているな
朽ちてくると、人工物が、自然の中に馴染むようになってくるのは何故だろう
朽ちれば朽ちるほど、「ここ」に溶けていく
違和をやがて、違和ごと飲み込んでいく「もの」の存在を感じる
ここ1、2ヶ月、モヤモヤしていた事があった
それは前から薄々違和感のあったことで、最近なんでこんなにイライラするんだろうと思っていたら、どうもその事が原因らしかった
上司が、ルールをきっちり守る人で、その基準が自分と違うのだ
なんでこの人は、お店の利益ばかり優先するのか、理解が出来ないことがあった
でも、違った
損得勘定と思っていたけど、ある日彼女は、不平等になるから、といった
彼女は、うちのお店の責任者だ
基準でなければならないし、それは、自覚と責任感からくる
損な役回りでもあり、でもその事を嫌々ではなくさらっとこなし、バランスをとろうとしている
そこに損得がないわけじゃないが、そればかりではないのだ
そんな簡単なことを、私はすっかり忘れていた
だからといって、私は自分の考え方が違うとは思わない
不平等があってもいい
その判断の自由が与えられた会社だと思っている
私たちは、思い出を売っている
目の前の人を喜ばせるために働いている
とはいえ、出来ないこともあるし、私は雰囲気にすぐ流されるたちなので、彼女がいることがありがたい、と気付いたのだ
彼女がいるから、私は私を明確に出来る
対立する必要はない
どちらがいい悪いじゃない
バランスをとればいいのだ
そしたら、彼女と働けることが、とても嬉しいと思った
これからはイライラせず、私はこう思うけどあなたは?と聞けるだろう
自分でもぼんやりしていた自分が、彼女と向き合うことで立ち上がってくる
彼女と出会えて良かった!
で
感極まり、彼女に、ありがとうー!とメールを送ったが急すぎて、若干引いてるかもしれない…
それも私