2024年01月10日

人はなぜ青を選んだのか

7色の光が無限に溢れる中、空は青く、海も青い

わたしの目は、青を捉える

遠く遠い青を辿って

いつから青だったのかを想像する

「わたし」とは、空を青くみるもの

木々の緑を吸い、隙間からこぼれる光を、眩しむもの

見えなくとも、匂いを知るもの

いつも、聞くもの

ひかりとは曖昧にするもの

「わたし」がいないとき

曖昧なひかりは、ひかりと知らず

ある日、在った

それから、在り続けた

「わたし」は生まれた

青を選んだ

そこに世界はあるか

「わたし」の中にあろう

そして終わりを知る

始まりを知る

「わたし」は、始まりと終わりなのだ

わたしは始まり、そして終わる