2018年03月13日


オリジナル曲で、ピアノの弾き歌いをやってます

今日ご紹介する歌は、「時計」という歌です

何年か前に、それは酷い事件を知りました

長い長い裁判が終わった、その時の遺族の方の記者会見をみながら、止まってしまった時間が動き出したのかな、と思いました

私だったらどうするだろう

やっと、一歩

そしたら、後ろを振り返る勇気がでて

ごめん、ありがとう、と言えるんだろうか

それを伝えるのに、人間はどれ程の悲しみと向き合わなければいけないんだろう、そんな戯れ言のようなことを、それでも真剣に考えながら作った歌です

「時計」

時計が動き出した
あの日止まった時計が

ちくたくちくたくちくたく
刻みだしたよ

僕は前に進んでもいいかい?
足は鉛のように重たいけれど

なぜ君で
なぜ僕で
なぜその時で

わからないけどもう僕は
違う場所へ来てしまった

好きだった道
あの空き地は5階建てのビルだよ
好きだった歌
あれから一度も聞いてない

名前を呼ぶその声が
今も聞こえる気がする

きっとずっとそっと
いつまでも

鳴(めい)でした