最近、何十年振りに小学校の同級生と会った
偶然、父の通う病院の看護師だったのだ
一時期すごい仲良しで、毎日一緒に登下校した
ある日、私は突然その子と帰るのをやめた
多分なんの前触れも無く
彼女は、なんか嫌われることした?どうして?というような手紙をくれたけど、その後うやむやになって、結局クラス替えになり、遊ばなくなった
私はあの時、彼女が大好きだった
すごく楽しかったから、距離をおいた
彼女が自分から離れていくのが、嫌だったのだ
私は、人はいくら仲良くなっても、いつか自分から離れていくもの、と思っていた
それ前提で、人と付き合うようになった
ただ、愛想は良かったし、こっちがいくら距離をとってもグイグイくる友人や、優しく見守ってくれる人もいたので、なんかかんかやってこれた
そんな自分が選んだ仕事が、歌を歌うこと、と接客業だった
歌に関しては、プロデューサーや事務所の社長や色んな人に、もっと心を開いて、といわれ、混乱した
心を開く、ということがわからなくなっていたのだ
接客は、スイッチをつくり、それのオンオフでしのいだ
結果、忖度しまくって、一周回ってよくわからなくなって、ガチガチに心が強ばっていた
物凄く疲れた
なんでこんな苦手なことをしてるんだろうと、日々葛藤していた
自然体な人が羨ましかった
自分にはできなかった
そしたら、病気になった
心と体はつながっている、というのは、本当だ
身をもって知ることになる
それでも私は幸せだったと思う
まわりは優しい人ばかりだったから
今は、割りとお気楽に過ごしている
ある日ふと、苦手なことを学ぶために、苦手なことをしていたんじゃなかろうか、と気づいたのだ
時間はかかったけど、すごくシンプルになった気がする
簡単なことだった
私は私、だったのだ
マイナーチェンジして、なんだか小さい頃の自分に戻ったような気が、少ししている
今まで出会った全ての人に
心からありがとう
私は私、あなたはあなた