2022年12月07日
今年もあたたかい秋だから、紅葉の色がぼけますね、
と、バイト先の和尚様が言っておられた
お庭のもみじが、パキッとした赤にならないまま、葉が落ちていったそうで
そう言われたら、福岡はイチョウの街路樹が多いのですが、なんだか迷ってるように見える
黄色、、になっていいとかいな?
みたいな
12月になって急に寒くなって、びっくりしましたが、それまでは、気持ちのよい(たまに半袖でもいいような)行楽日和が続いていた
きれいな空の青は、朝の光を際立たせた
ぽっかりと時間があいた
一体なにをしようか
普段から、やりたいことは沢山ある
やらなければならないことも、一応ある
今すぐ何かしなくちゃいけない訳でもないけど
時間を無駄にしたくないって、つい思う
電車にのって、太宰府まで年末参りにいってこようか
アジア美術館で、エモーショナルアジアをみようか
それとも、今話題のすずめの戸締りをみようか、、、
そう思いながら、カフェで豆乳オレをのみつつ
だらだらと
この時間から、お店開けてくれてありがとう、という思いを店員さんに飛ばしていた
、、、無駄ってなんだろうなあ
もうすぐ冬至
光も、冬めいてきた
最近よくきく、波動が上がるって、どういう状態だろうと考えてみる
私たちは、みな揺れている
すべての物質はズームアップしていくと量子にいきあたり、量子は、常に振動しているという
振動は、波形を描き
私たちは、みな何かを発している
振動数が上がると、早く伝わる
下がると、伝わるのは遅くなる
音波は、早いと高い
遅いと低くなる
振動数が上がると、エネルギーが動くから温度が上がる
振動数が下がると、エネルギーが動かないから温度が上がることはない
今の時代、早いことは必須だ
データが重いと、遅くなって、
スマホもパソコンも、さくさく早い、容量の大きいものが良しとされる
映画マトリックスも、腕っぷしでも頭の良さでもなく、「早い」のが強かった
そういえば、機種変のとき、担当の方にクラウドの説明を受けた
「空に箱みたいなものが浮いていて、そこにデータを保存できるんですよ」
雲に包まれて、空に浮いてるデータって、なんか素敵
でも、情報はエネルギーを持つから、雲の容量がいっぱいになって、空が重たくなることはないんだろうか
、、なーんて思いながら聞いていた
個人的には、波形のキレイな、安定した波動がいいなと思うし
遺伝子って二重螺旋構造だから、エネルギーは螺旋をえがいているんじゃないかと感じている
波動が上がっていったら、人間は薄くなっていって、そのうち消えてまうかもしれないな
あまりに振動が早くて、見えなくなるのだ
あー
だから、近くに住んでいても、会えない人が出てくるのかな
周波数が違うと見えないから
あら
いつの間にか、ふんわりした話になってきたな(^_^;)
なんとなく、ミヒャエル・エンデの「モモ」を思い出す
時間は、とても規則的に咲いては枯れる、世にも美しい花だった
その花を持って、モモは時間泥棒と対峙する
人間が節約した時間を食べて、時間泥棒、灰色の男たちは生き延びていた
モモは、時間の花を解放することに成功し、時間は、元の持ち主のところに帰っていく
このお話を読むと、早くなくていいと思う
こんなにきれいな時間の花を、できるだけ大事に持っておきたい
それは、重たい想いの執着だろうか
それは、一瞬が永遠になる瞬間だろうか
モモを助けたカシオペイアという亀さんは、ものすごくのろのろ歩くのに、灰色の男たちには見えなかった
ちょっと先の未来を見通せたからだ
この存在を、エンデが亀にしたのは何故だろう
自分の中の心臓が、振り子のカチカチ鳴る音のように聞こえる
考えがまとまらない
だから、今日はおしまいにしよう
いいとこまでいった気もするけど
光のなり方
また今度、想像を巡らすことにして