雨が降ったりやんだりの日
青空で、陽も射して、どっから雨粒が落ちてくるのかわからない
不思議だなと思って空を見ると、虹が出ていました
急だったので、筥崎宮で雨宿り
整えられた白砂に、サラサラと雨が降る様子は、本当にきれいで
そのうち
雨足は少し強まり、パラパラと音を変え
祈祷の太鼓が、どん、と鳴りました
賽銭箱の前の水溜まりには、屋根から雨垂れが、横一列に並んで落ちてきて
それが、ゆーらゆーらと水の表面で横波を作って、まるで蛇が泳いでるみたいでした
なんで雨垂れが揺れてるの?と思ったら
それは、風
前から気になっていた、大分の宇佐神宮へ行って来ました
憧れの青いソニックに乗って、1時間半弱
やっぱ電車は、旅感が出てよかよねー
その前に、地元の友人が連れてってくれたのは、宇佐神宮の祖宮と言われている薦神社
でっかい池に鳥居があって、鳥居の向こうのお山から、神様がいらっしゃるんだろうな
すこぶる良い天気だったので、匂いたつような生き物のパワーを感じました
全体的に濃い!
(写真はお友達が撮ったもの)
なんというか、水面を歩けそうだよなあ。。
人間の中には、空を飛んでいた、水の中で暮らしていた、水の上を移動していた、そんないろんな時代の記憶があって
たまに、空を飛びたくなったり、水の上を歩ける気がしたりするんじゃないかと思う
今のところ、進化論的にはどうなのか知らんけど、実感としては、経験していた気がするのだ
遠い昔に、この水の上を歩いていた、そう思うだけでテンションがあがる
実際には入りませんけど 笑
宇佐神宮は、きっとずっと、人々が聖地巡礼してた場所なんだろうと感じる、懐の深い明るい神社だった
聖地巡礼というか、、お伊勢参りっぽい雰囲気というか
ワクワクしながらお金をためたり、ツアーを申し込んだり、準備して、大好きな人に会いにいく気分で神様に会いにいく
こちらの神様に会ったら、会うだけで一生分の幸せを貰えるだけでなく、家族、親戚、友だち、ペット、まわりのみんなの分の幸せまで、ついでにいただけるのだ
お伊勢参りは、おばあちゃんのかわりに子供が一人で参る、家族のかわりに犬が参る、なんてこともあったと聞く
そんなことが当たり前の安全な世界
袖振り合うも、のおおらかな日本
そんな空気が宇佐神宮にもあって、初めてきたのに、いやーご無沙汰してます的な気持ちで手を合わせた
とはいえ、格式の高さと、あとは、独特な地元臭(?)を感じる
なんていったらよいのか、、もともとの土地が信仰を集めていて、その上に形が乗ってるというか
例えば、出雲大社とか宗像大社とか、その地域の地域柄みたいなオリジナルなパワーをむんむん発してると思うんだけど
それと異種同様の、宇佐地方の地域臭がある
こういう雰囲気の人たちが住んでたんだな、と歴史が始まる前の歴史に思いを馳せていた
まあ、神社ごとのキャラクターが違うのは当たり前な話しか
総括すると。。立派な神社でした
笑
なんで紅葉してるところだけ、ピンポイントで光があたってるのか、と不思議で
でもそのうち、日が当たるから早く紅葉するのか、と思い至った
世の中の出来事は、きっと、すべてそうなんだな
なんでこんなことが?という意味不明なことも、知らない気付いてないだけで、そうにしかならない理由がある
それをみて、美しいという人もいれば、まだあそこしか紅葉してないと残念がる人もいる
そもそも、美しさすら、散歩中の猫なんかは感じてない(多分)
感覚や感情は時にうっとおしいけど、何かが生まれるのは悪くない
長く日があたっているから、そこだけ葉っぱの色が違う
イコール
美しい
この式は、なかなか素敵だ