2021年08月29日

わたし自身は、好きなカフェにでも行って、コーヒーでものんで

それが、めちゃくちゃ幸せだったりする

気軽に立ち寄れる場所に、美味しいランチを出してくれるお店があって

なんなら食材は、こだわった地元産で

その食材は、農家のかたが無農薬で手間隙かけて作って下さってるもので

わたしには、それをいただけるお金があって

時間があって

ここまでチャリで来れる元気があって

ちょっと食べ過ぎても、消化・吸収・排出などなどしてくれる体があって

それから

魔法の固まりのようなスマホを手に

遠く離れた人や、顔も知らない人の話に救われて

心配できる親きょうだいがいて

ゆっくり休んでねーと言ってくれる上司がいて

おや?

書いてみると、とんでもない幸せだね

今年はトンボが多い

街中の、ビルの狭間を

高く高く飛んでいる

すれ違うときは、こんにちはと声をかける

トンボは空中で止まったりするので、聞こえてるんじゃないかと思うのだ

トンボを見ていると、飛ぶならトンボ方式がいいなと思う

飛行機は、高度が高すぎるし、自由度が低い

鳥は、胸筋が気になる

蝶々もいいけど、トンボがいい

軽く空へ舞い上がり

ピタリ止まって深呼吸

薄くキラキラの羽を微調整しながら

思うにわたしにとって、高さや自由度が、丁度いいんだな

夜を予感しながら、日が沈む

今年の夏は(も?)、変だった

スポットライトを常に浴びてるような、逃げ場のない暑さのあと

予期せぬ線状降水帯で、涙雨のお盆

と、ひんやり涼しい8月中旬

立秋の日、あちーあちーと部屋でクーラー&アイスだったけど

外では、秋の虫が鳴いて

暦と虫のコラボに驚いた

それから

ジャージャー空気を爆揺れさせていたクマゼミがいつの間にか減って

ヒグラシ・つくつくぼうしの鳴き声が、印象に残るようになってきた

また昨日から、急に暑いんだけど

それでも、夏の陰りが肌をなで

秋が

見えない秋が、そこにいるのを感じる

動物は、一生の鼓動の数が決まってるという

それから、食べれる量も

それなら、ゆっくりと、自分の鼓動を聞いていたい

そして、今自分が美味しいと思うものを食べたい

なんもかんも綺麗で
これ以上何もいらない
、、とは思わないけど、なんでこんなに綺麗なんだろうと思う
友人の整体師さんとこに行ってきた
その帰り、電車に乗っていて
体は力が抜けたみたいになって、心地よい気だるさがあるんだけど
視界は冴えて、見るもの見るものが鮮やかで、車窓からずっと外を見ていた
斜めから入る西陽
濃い陰が電車とともに動き、影絵のよう
空の青と緑、緑、緑
かすれた看板
不規則に揃って揺れる電車の吊り革
鳥が飛び立った
遮断機の警告音は、遠ざかる