ある日
今日まで生きてきた自分に、ありがとうと思っていた
だいぶカラダも、無理がきかなくなってきて
とんでもなくよかった目が、近いほど見えない←老眼
階段の上りが異常にきつい←動悸・息切れ
なんか切れがない←疲労回復力の低下
他にも、白髪、シミ、シワ、よだれ(?)、もの忘れ、、、
こうやって並べると、笑えるなw
でもこれが、生きるってことなんだなーとすごく思う
数年前に幼なじみが亡くなった時
一緒に歳をとりたかったなあ、と思って
しばらく、毎晩泣いていた
私たち、もう年女だよーとか
結婚、一回くらい経験したいよねーもうムリやろーとか
最近腰がいたくてさーとか
同窓会あるらしいけど、めんどくさいねーとか
他愛なく歳を重ねることを、一緒に
今でも、そうやって話をしたいと思うけど
よくよく考えたら、それは、彼女の方がどんなにか願ったことに違いない
だからわたしは、いけてなくてもありきたりでも
彼女が願ってやまなかったであろう、人生の続きを生きていることを忘れてはいけない
5月に開催した写真展の最終日に、会場で朗読ライブをした
そのときのお客様が、なんと私たちのためにライブを企画してくださって、10月に、宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」をやることが決まった
そもそも
ライブはもうやめよう、と決めたはずなのに
気づけばまた、舞台に立とうとしている
わたしはジョバンニという役をやるんだけど、カムパネルラと亡くなった幼なじみがかぶってしまって
また、いろんなことを思い出し
彼女を、銀河鉄道に乗せてあげられるやん、なーんて考えてみたりしている
地球って、キレイだ
こんな景色に出会うとき、人は自分がいる場所を愛するように出来てるんだなと思う
だって、なんにも感じれなかったら、生きにくくて仕方ないはずだ
地球に生まれたから地球を、例えば火星に生まれれば火星を
キレイだと思う瞬間があって、それは愛なんだろう
だから、人はもともと愛なんだと思う
さあ、出発だ