2020年07月29日

波紋

パラパラと、次から次に、均整のとれた形をつくって
どこまでも広がって
私はいつの間にか、波紋の中にいる
変化し続ける絵のようで
これ以上の芸術はないんじゃないかと思う
いや、芸術という言葉は相応しいだろうか
友人が、全ては数学だと言っていたのを思い出した
例えば先日行った神社の
高い木々の間から見える空
なぜあそこだけ、ポッカリあいているんだろう
そう感じた時にはっとする
この雑然と好き放題に生えているようにみえる植物たちは、全部緻密に計算された位置におり、落ち葉さえその落ちるべき所に狂いなく落ちていく
ここは、数字の世界なんだ
そう感じたとき、私の中で、世界の美しさが整っていった
風が吹き、木々が揺れる、波紋が揺れる、その均衡を崩す音が
映画「マトリックス」の0と1の並びの、流れるようなあの映像とリンクして
整っていき、つながっていく
少し前に、テレビでバイカル湖をみた
世界で最も透明な湖が、冬になると世界で最も透明に氷っていく
厚い氷の上を、神経細胞のような亀裂が一面に入り
至るところに、色んな形のひび割れがあって
これは、鳥の羽に見える
これは、人魂みたい
これは、骨?
遺伝子の二重螺旋
富士山
雨の雫 
ミジンコ
この世界の類似形だ
私たちは、ここから生まれたんだ
そう思って、妙に納得した
ブログを書こうと、カフェにきた
片側一面、額縁のような窓の外に広がる、一枚の絵のような楠の並木
空気がフェードをかけたように霞んでみえる、と思ったら、いきなり雨が降り出し雷が鳴って
チャリで来た私は、動けなくなってしまった
洗濯物を干してきたんだけどなあ
そんなこともちろんお構いなしに、プールの前に浴びるシャワーのような雨が降っている
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