2020年01月22日

太宰府に来ている
天満宮の8時半からの朝拝を見学するために、なぜか7時半に来ちゃって眠たさひとしお
いつも観光客で溢れている参道は、散歩中のおっちゃんと犬、あとは雀くらいしかみえない

普段は人でわちゃわちゃしてるから気づかなかった
土地の質感
人混みにふと静けさを感じる瞬間ってあるけど、あれは、人間の集うざわめきの隙間に、場の持つ質感を感じる瞬間なんだな
私たちは、ただそこにいるだけで色んなものを出している
それは、その時々の感情やエゴと呼ばれるものかもしれない
静電気みたいにパチッとはじけてたり、そのうち滞留したりするのかもしれない
だから、人がいるとそちらに意識がいくし、集まってると余計だ
無意識に刺激物を出している生き物
神社の静けさの厚みに、穏やかに包まれながら思う
包まれながら同時に、砂人間みたいにさらさらと風に流されていくような感じもある
自分という宇宙は、全部でもあるけど、砂粒みたいな欠片でもあるんだなあ
雨が降ったりやんだりしている
薩摩藩の常宿だったという松屋さんで、梅ヶ枝もちを食べた
美しい裏庭が、窓一面にみえる
苔が雨をはらんで、よりみずみずしい
そうそう
「美の巨人たち」という番組のロケがきていた
私はこの番組のファンなので、ちょーラッキー!
カメラマンさんに、大好きです!と告白してきた笑
放映が楽しみだ
太宰府が好き過ぎて移住した、というおじいちゃんと少しおしゃべりした
朝拝でおとなりにいたおじさんは、祝詞をそらで覚えていた
人間がもつ謙虚な愛も、格別だ
これは優しい静電気だな
パチッとならないような、絶縁体みたいな人間になりたいなあ
何それ