2019年08月17日

福岡でミュージシャンやってます、鳴(めい)と申します
ああ今日の夕日もキレイ
刺さる、刺さる
こんな色のアメがあったよねー
なんだっけ
法事とか、いなかの親戚んちにいくと、けっこうな確率であったやつ
日に透かすと、太陽を固めたみたいにピカーッと光って
ステンドグラスみたいに透け透けのあめ
あーよだれが
16日、福岡の志賀島、荘厳寺というお寺で、朗読ライブをした
去年「苦海浄土」の朗読をやらせていただいたご縁で、お盆の法要の前の、ご住職の説法のかわりに、ライブをしてみませんか?というお話をいただいたのだ
私は基本ミュージシャンですが
たまに、これ!という作品に出会うと、いてもたってもいられなくなり
お友達の「侘び助」という、語りと即興音楽でライブしているお二人にプレゼンして、一緒に混ぜて貰っている
今回は、アメブロで出会ったマダムスノウさんの「母の証言」という詩に心奪われ、どうしてもやりたくなった
ほぼ一年越しの想いが、形になったことになる
それに合わせて、荘厳寺のご住職と奥様のエピソードを脚色し、初めて二本の台本を書いた
戦争をテーマに、「祈りのうた」と題して、計5つの作品を読みました
お客様は、初盆の檀家さんと法要のためにお集まりになったご住職方々
後ろにはご本尊
前には、真新しいお位牌
この世とあの世が混ざり合うような
不思議な空間でした
考えてみたら、お盆にお寺に行くことが、そもそもなかった
両親とも五島出身で、お墓もお寺も遠いし
お盆休みは仕事で忙しかったし
地獄極楽の掛け軸
扇風機の地響きのような羽音
高台だからか、ひっきりなしに鳴る風鈴
お線香のにおい
「出頭」という法要は、アクティブで見応えがあった
ご住職の皆様が、お経を唱えながら木魚のリズムに乗り、見事なフォーメーションを組んで、颯爽と右に左に、前に後ろに
パイプイスを効果的に使ったりして、初めてみたけど、ひとつの舞台だな、と思った
勉強になるなあ
私たちが読んだ作品は、とても悲しい
理解し難い、想像を遥かに越えるもの
この世界のあらゆる悲しい言葉を尽くしても尽くしても尽くしきれない
自分を総動員しても、到底わかり得ない
そんなところにある
悲惨な過去
負の歴史
戦争って、なんだったんだろう
私にそれを伝える技術や資格や知識が無かったとしても
仮にあったとしても
そんなことはどうでもいいことで
何かしたい
やらなければならない
伝えたい
その沸き上がる思いは確かにここにあって
それは、過去を癒すためではなく、今のため
今を生きるため
お盆はとてもいい機会ですね
死を考えることは、生きることを考えることになる
と、ご住職がおっしゃった
曖昧な境界線上

「さよなら、さよなら」
作詞作曲うた     鳴(めい)
志賀島、荘厳寺でのプログラムを再演します
ご興味のある方は是非お立ち寄り下さいませ!
「祈りのうた」
語り   萬田陽子    鳴
音楽   上田たけし
8月27日(火)19時半スタート
at.冷泉荘   テトラグラフ写真室
(福岡市博多区上川端町9-35 冷泉荘A棟5階)
チケット1000円
んで

hanautalive     鳴(めい)
10月19日(土)19時半スタート
チケット1000円
at.もも庵(筥崎宮前)
福岡市東区箱崎1-43-18
印房  小山田2階
でした