2019年07月19日

普段、ご飯の写真をとることはないんだけど、本当に気持ちよさそうに、目の前に運ばれてきたカレーがあったので、思わず一枚
光と影の中
私は、この空気も一緒にいただく
そして、「美味しい!」とつぶやく
そのつぶやきが、空気に散って
「美味しい」宇宙の出来上がりだ
私はその宇宙の中で、脇目もふらずガツガツとカレー
8月16日、ある戦争の詩を読む
アメブロで出会った、マダムスノウさんの「母の証言」という作品だ
お母様の戦争体験を詩にされていて、短いけれど、とてもとても胸に残って離れない
そこには、子供だったお母様の、まっすぐに見つめられた死がある
そしてその裏に、年月を重ねてたどり着かれたであろう、生きることへの祈りがあるように感じる
紡ぐ
生きている私たちは、その紡ぎを誰かからいただいて、また紡いでいく
笑って生きていきたい
人間として生きていきたい
その単純にも、ささやかにも感じる願いは、多くの方々の命懸けの願いであり、私たちへの贈り物だ
日本の憲法には、国民が笑って生きていけるようにということが書かれている、と聞いた
その話を聞いたとき、改めて、私たちは、先人が欲しくて欲しくてたまらなかった未来に生きていることを実感した
そして同時に、自分の中から、誰かが形に残してくれたその贈り物の中で生きていることの幸せが溢れて、心がはち切れそうになる
私の中で、私じゃない何かが喜んでいる
笑って生きていくことが、私の中の何かの「願い」であり、「喜び」なのだ
私は私を生き、同時に、私じゃない何かの全てを生きている
ごちそうさまでした
このカレーを食べれて幸せだ
あなたに出会えて、幸せだ

さよなら、さよなら
この曲に願いを込めて