2019年06月12日
ユリを見に行った
いつも遊びにいく筥崎宮の参道には、素敵なお庭があり、季節によって、お花や紅葉などが楽しめる
今は、ユリと紫陽花のコラボレーションが、見る人を誘う
園内に入ると、ふわりといい香りがする
日差しが強く、影が濃い
その陰影が、お花を、一際芸術作品のように見せている
ふと見上げると、もみじの若葉の間から、木漏れ日が、宝石の欠片のように降ってきていた
そういえば
筥崎宮へ行き、手を合わせて、後ろを振り返った時
何の脈絡もなく、たった今いた場所と違う場所に立っている感覚におそわれた
こんなに空は青かったっけ
緑は、強かったっけ
風が、何かを守るように吹き抜けていく
もしかしたら、祈るという行為は、私の中の目や耳や、鼻や、肌や、五感をクリアにしてくれるのかもしれない
五感がクリアになれば、六番目が開く
それは一瞬のことで
普段は一瞬過ぎて、あまり気づいていない
でも人間は、意識してないだけで、そうやって世界をワープしてるんじゃないだろうか
私たちが持つ五感の力は、大したもんだ
感じることは、無限なんだな