2019年04月14日
少し寄り道した
八重桜の並木を、雨上がりのひんやりした、透き通るグレーの空気の中、チャリを置いて散歩
ライトをつけようか、まだいいか
悩む時間
ソメイヨシノより二回り大きな花びらの間、誰かがそっと置いたかのように、花が落ちている
学生の頃、教室に、ことあるごとに飾ったピンクの紙で作ったお花を思い出した
そういえば、こないだ小学校の入学式だったっけ
おめでとう
春は、おめでとうが溢れる季節だ
昨日仕事帰り、チャリをすっ飛ばしていた私に、わざわざ道を聞いてきた迷子の中国人がいた
慌ててブレーキを踏み、わかりづらい所だったので、近くまで一緒に行くことにした
あの子は、無事に辿りつけたかな
いいこと出来たなあ、という嬉しさとは別に、不思議な感覚を覚えた
これは、あの子の神様と、私の神様のマッチングだ
私は、迷子の自分を助けた
なんか私、助けられたーと、思ったのだ
といっても、途中でサヨナラしたんだけど
んー
書くと、変な感じだなあ
多分二度と会うことも無いだろう彼女は、日本に15日滞在すると言っていた
いい旅になりますように
沢山の出会いがありますように
本当に、楽しんで欲しい
彼女がくれたマスクを見ながら、ニヤニヤしている自分はちょっとアホっぽくて、笑ってしまった