2019年01月22日
という訳で、二日市温泉に行ってきました
たちより湯、250円!
破格すぎて、引っ越しを思わず考えてしまう
近くに八幡さんがいらっしゃって、手を合わせた
境内の梅が咲いていて、春を待ちきれず、気配をほころばせていた
穏やかな
この世界に、誰もいないかのように静かだ
裏に回ると、大きな大きな楠の木が、寝そべっていた
葉の隙間から、ちらちらと見え隠れする空は、優しい青で
その隙間から風に連れられて、光が私まで運ばれてくる
終戦直後
ここ二日市に、引揚者の保養所があったそうだ
主に、大陸でひどい暴行を受けた女性たちが、傷の手当てや性病の治療
そして、堕胎を行った
当時は麻酔薬がなく、麻酔なしの手術で、命を落とす女性も多かったそうだ
その場所は今老人ホームになっており、駐車場に、碑と、小さな祠があった
中をのぞくと、赤ちゃんを抱いたお地蔵様がいらっしゃって
お人形やお菓子などがお供えしてあり、大事にされているようだった
赤い、綺麗なお着物がかけられて
穏やかなお顔をされていた
きっとここに、当時の面影は、全く無い
整備された駐車場の片隅で、ただただ立っていると、どこかから何かが
叫びなのか、悲鳴なのか
祈りなのか、歌っているのか
ああ
学校帰りの小学生の声だ
私には、聞こえない
まだ、聞こえない