2019年01月15日

なんかかんか、初詣にようやく行った
大宰府天満宮は、もう飛梅が咲きはじめている
梅の枝は、デザイン性が高くて、見れば見るほど惚れ惚れする
枝の先の先の先まで、何なら先の方ほど、生命力に溢れている
枝先は筆先だ
空気に自分を描いて、はらったり、とめたり
そして、花をつけたり
一幅の掛軸のようだ
この絵は、匂いまでする
先日、生まれて初めて鍼灸院へ行った
先生は脈をとりながら、意外なことを言った
副腎が全く機能してないですね
副腎?
脈だけで内臓のことがわかるなんて、私からしたらマンガ程に神だ
そして、それについて先生の話を聞いて、色んなことが自分の中でピタリと符号し
私は、マンガ程に驚いた
ここ何年かの自分が、頭をよぎっていった
副腎が弱いから、痛みを感じやすいはずだけど、よく我慢してますね
と先生は言った
思えば私は、我慢が好きなのかもしれない
一番食べたいものは、一番最後にとっとく
トイレも、はよ行け、と思いながら、なるべくギリギリで行く
あー
すぐ、大丈夫です、という
これって、我慢かもしれないな
まあ一概には言えないけど
ただ、私の無意識の我慢があったとして
積み重なって
ここ数年のむちゃがあって
それを、よく知らない内臓が、私の知らないところで、機能しなくなるまで頑張って処理してくれてたのかと思うと、泣けて泣けて仕方なかった
今日目が覚めたことや、今息できることに感謝して、と言うけれど、私は今まで、一体なんに感謝していたのだろう
こんなに健気に、私のために、私は生きてくれていた
そして今、この瞬間も、生きてくれているのだ
先生は、腰に針をうって、また脈をとり、副腎が喜んでるよ、と言った
それから、夜更かしは厳禁、今日中に寝なさいね、と言った
起き上がって、足首の内側をみたら、五ミリくらい丸く真っ黒くなってて、お灸で足が焦げたかと思って仰天したけど
単に先生が、明日からも自分でお灸をすえれるように、ツボの位置をマジックで書いてくれてただけだった笑
先生、ありがとう
私の副腎の声を聞いてくれて
自分では、気付けなかった自分
ありがとうで、胸がいっぱいだ