2018年08月28日
チャリで帰宅中、妹から電話がかかってきたので、一旦止まって話していた
何の気なしに空を見てると、真ん中の薄い雲が、あれよあれよという間にうねっと形を変えた
え
なんかおもしろい
かすかにごろごろ聞こえるから、どこかで雨が降っているはずだ
ああ
早く帰らなければ、雨に遊ばれる
以前、雨が近づいてくるのを見たことがある
私はグランドのこちら側にいて、空は真っ青で
その真っ青な空の向こうから、グレーの雲と雨、というか、粒々の光のカーテンみたいなのが、グランドを横切って、ぐんぐんこちらに向かってくるのだ
わ
境界線だ!
と思っていたら、カーテンがそこまできて、結果びしょ濡れになってしまった
天気雨は、キラキラ光ながら通りすぎていった
あれは楽しかったなあ
雨に降られた、というより、キラキラの中に入っていった、という感じだったのだ
あっという間の出来事だった
私の地元は、高校生当事、日本で一番酸性雨が降る地域と言われていて
雨にあたったらはげる!の教えが定番(?)だった
その頃は、「酸性雨」という言葉がちょうどはしりで
何かっちゃ、酸性雨、酸性雨、言っていた気がする
はげるからなるべく雨にあたらないように、みんな頑張っていた
体育の時間、外にいて急に雨が降ってくると、生徒も先生も、必死に建物に逃げ込んだ
親がはげてる男子は、特に敏感だった
今年の夏は予想外の雨が多いから、久々に思い出した
雨の思い出