2018年08月23日
ここって、惑星なんだな
と思いながら、眺めていた
ありがとう、と思うとか
さよならって言うとか
出会った人とか
アスファルトの下の土の感触とか
誰かの記憶とか
影の濃さに、その誰かの記憶をふいに感じる瞬間とか
急に泣きたくなるとか
体の痛みとか
体なのか心なのかわからないとか
面影とか
面影を追って伸びる、自分の影とか
求めるとか
捨てるとか
捨てたいとか
捨てられないとか
空に滞空するトンボとか
羽音とか
時空を移動してるみたいに飛ぶな
あのトンボたち
いつ出会ったのか
いつ生まれたのか
汗ばんで、暑さをわずらわしいと思っている自分とか
外の全てと内の全てが
ひっくり返って、全部
自分の中に入っていった
自分が惑星になった気分だ
ああ、ほんとに
きれい
品質は増し増しで
夏の夕暮れは、きれいの大バーゲンセールだ