2018年05月25日

電車のホームから見る景色が好きだ

どこかからきた自分

どこかへ行こうとしてる自分

強い意志があるわけではなく、何となく立っていて

とどまらない
とどまれない

列車を待っている人達は

人生の岐路を、何気なくやり過ごして

何事もなかったように、上り下りを乗り分けていく

本当に、そこに行きたかったか
本当に、そこに帰りたかったか

行きたい場所が、ある気がして
帰りたい場所が、ある気がして

ここに来た気がするけど

後回しにしてる間に、ぼんやりしてしまった

その、ぼんやりした気分に、この空はよく合う

そうだ
陽が雲の隙間から顔を出したら、動きだそう

そう決めたけど

光を感じて顔をあげたら、厚い雲の向こう

雲の流れの早さに、置いていかれて

気配が

気配だけ