月がわり写真展と題しまして、トップの３枚の写真にテーマを添えて、毎月お届けします(*^^*)

8月のテーマは、「夏を探して」

7月は、夏のあどけなさ、未熟さ、初々しさ、そんな側面を、エネルギーの高まりの中に感じます

でも8月は、その奥にある命の終わり、陰り、境界線みたいなものが透けていて

夏の日射しに焼き付けられた想いは、影の濃さとなり、あらゆるところに刻印されている気がするのです

空の青さ、蝉の鳴き声、かえるの子ども、お祭りのかき氷、花火、うだるような暑さ、虫さされのぶり返したかゆみ、だんだん濃くなる日焼けのあと

その中に、わたしは記憶を探して

それは、わたしの記憶なのか、誰かの記憶なのかわからなくなって

深まる熱に朦朧と、幻をみる

それでも逸る気もちを抑えて、夏を探している