大きな火の玉
あれは誰の魂?
ここから見る景色が、すごく好きだ
平ぺったくて小さい空間そこに、全てが詰まっている
空気は濃くて、空は青くて雲は自由で、夕日は満ちて
星は丸くて、草はくさい
かえるも鳥も、声がでかくて
風は若くて、近所のおばちゃんはどこのおばちゃんかよくわからなくて
五時のサイレンが鳴って
お母さんの呼ぶ声がして
いつのまにか、私は子供だった
子供の私がみた世界は、色鮮やかで
いつでも戻っていけると思うと、楽しくて仕方ない