2018年03月16日


影をたどって、光明禅寺へ

紅葉の有名なお寺です

「一滴海の庭」というつくりこまれた風情あるお庭は、花や色づく葉がなくとも、十分美しく、歩いて5分の天満宮の賑わいが嘘のように、深い静けさに包まれています

何だか自分がわちゃわちゃしてる気がしたので、庭に一番近い縁側のような部分に、一時間弱座ってボーッとしてきました

ああ至福

ふと目をやると、遠くにお地蔵様?
今まで気がつかなかった

優しい微笑みで、苔むして、庭と繋がっている

自然の一部なんだなあ

私も、あんな風に苔むして、根をはって、自然の中に溶けていきたい

誰の目にもとまらず、それでも静かに微笑んでいたい

形は形でなくなり、魂もなく、ただ、ある

風と同じ
木と同じ
草につく水滴と同じ
石と同じ

あ、遠くで音が

私のお腹の鳴る音だ

あれーおなかすいたー

煩悩を捨てきれず、さっさとうちに帰りました

それも至福