2022年05月25日
ただいま、写真展をやっています
「光の翻訳」
at. ピアスペースのーてぃす
(北九州市八幡西区木屋瀬4-11-5)
~5月29日(日)まで
一年前にお話を貰ってから
準備したり、しなかったり
思い出したり、忘れたり
追い込まれたり、あきらめたり
ひらめいたり、うちひしがれたり
だいたい油断して
思い付いてはゼロに戻して
そんなこんなで、もうすぐ終わろうとしています
寂しい、とかあんまりないのは、セッティングが終わった段階で、自分の手を離れたからだな
むしろ今は、スケジュールも決まってないのに、次はこんなことしたいなあとか、考えています
展示の期間中、三回ほど泣いた
というか、号泣した笑(こっそり)
それは、ご感想や、応援の気持ちや、気遣いに触れた瞬間だった
評価やジャッジではなく、誠実でシンプルな気持ち
自分の作品を、一番ジャッジして点数つけようとしているのは自分だった
写真を撮ったり、言葉をつけたり、そんなことをするときは、わたし自身、感動と沸き上がる感情みたいなものしかなくて
みて、みてー!!と思うのだけど
いざ人様に見せる段階になると、重箱の隅をつつくように、自分に色んなダメ出しをしてしまう
もっと気楽でいいのに
もう一人のお気楽な自分が言う
世界は、バランス、組み合わせなのだ
わたしが好きなものを出すと、それを好きだと言ってくれる人が現れる
いまいちやなあ、とか、なんも感じん、と思う人も沢山いるだろう
でも、その人にはその人の、その時の好きがあって
みんな、今の自分が好きなものの方を向いていれば、バランスは抜群にとれて、世界は平和になる
ネモフィラ、かわいい
皆川明さんの「つづく」展を見に行った
ずっと行きたいと思っていたら、巡回展がやってきて興奮
体験して、更に興奮
まさか、洋服やテキスタイルで泣かされるとは思っていなかったw
刺繍に使われる細く美しい糸をたどって、ヘンゼルとグレーテルのように森をすすむ、そんな展覧会だった
入口には、大きく「つづく」と書かれた看板があって
つづくのだな、と思った
これまでのように、これからも
変わることが、変わらないこと
変わらないから、変わっていける
皆川さんの振る舞いは、淡々として
職人さんの仕事は、宇宙
それは熱を帯び
エントロピーを増大させる
でも
「僕」は、僕の中の森にいて
記憶を遊ぶ
そして、つづいていく
あなたに、雨のしずくをあげよう