2021年08月12日

ある日

今日まで生きてきた自分に、ありがとうと思っていた

だいぶカラダも、無理がきかなくなってきて

とんでもなくよかった目が、近いほど見えない←老眼

階段の上りが異常にきつい←動悸・息切れ

なんか切れがない←疲労回復力の低下

他にも、白髪、シミ、シワ、よだれ(?)、もの忘れ、、、

こうやって並べると、笑えるなw

でもこれが、生きるってことなんだなーとすごく思う

これが、今の私
これが、今だけの私

数年前に幼なじみが亡くなった時

一緒に歳をとりたかったなあ、と思って

しばらく、毎晩泣いていた

私たち、もう年女だよーとか

結婚、一回くらい経験したいよねーもうムリやろーとか

最近腰がいたくてさーとか

同窓会あるらしいけど、めんどくさいねーとか

他愛なく歳を重ねることを、一緒に

今でも、そうやって話をしたいと思うけど

よくよく考えたら、それは、彼女の方がどんなにか願ったことに違いない

だからわたしは、いけてなくてもありきたりでも

彼女が願ってやまなかったであろう、人生の続きを生きていることを忘れてはいけない

5月に開催した写真展の最終日に、会場で朗読ライブをした

そのときのお客様が、なんと私たちのためにライブを企画してくださって、10月に、宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」をやることが決まった

そもそも

ライブはもうやめよう、と決めたはずなのに

気づけばまた、舞台に立とうとしている

わたしはジョバンニという役をやるんだけど、カムパネルラと亡くなった幼なじみがかぶってしまって

また、いろんなことを思い出し

彼女を、銀河鉄道に乗せてあげられるやん、なーんて考えてみたりしている

地球って、キレイだ

こんな景色に出会うとき、人は自分がいる場所を愛するように出来てるんだなと思う

だって、なんにも感じれなかったら、生きにくくて仕方ないはずだ

地球に生まれたから地球を、例えば火星に生まれれば火星を

キレイだと思う瞬間があって、それは愛なんだろう

だから、人はもともと愛なんだと思う

さあ、出発だ