2020年10月05日
貴船神社を参拝したついでに、おなかすいたので、にゅうめんやさんに入った
こちらですーと、案内されたのは、なんと川床ではないか
あとで友人に聞いたら、貴船神社は川床が有名らしく
シーズンほんとギリギリ滑り込み川床を、計らずも経験した私は、気持ち良すぎて泣きそうだった
苔。。いい
京都、風流すぎてテンションマックス
不思議なことがあった
貴船のバス停から、他の人につられて、来たバスに乗ってみたら、調べていたルートの途中までしかいかないバスで
そしたらそこに、「上賀茂神社行き」のバスが停まっていた
私はその時点で、上賀茂神社に行こうか、瑠璃光院に行こうか少し迷っていたんだけど、目の前に上賀茂神社行きがいたので、乗るしかないよねー
結局、考えていた1/3の時間で、上賀茂神社に到着
滞在中、こういうことが度々あった
ネットでナビを検索して、行き方を確認するけど、それより早く着くルートがある
今は、携帯なかったらめちゃくちゃ困るけど
でも、そこに立ったら、自分の目で良く見ることも大事だなあ、と改めて感じた
上賀茂神社に入ると、どこからか和楽器の音色が聞こえてきた
ふらふらとその音を辿ると、日本舞踊?
三味線に唄、琴
そして、大きなカメラの撮影隊
着流しの風流なおっちゃんが、もっと近くでみて大丈夫、と声をかけてくれて
カメラ横で、がっつり最後まで鑑賞させていただいた
黒い着物の二人の舞い手が、その手で、その顔で、その足で、空気をぱんっと祓っていく
舞いと楽器と唄のコラボレーションに、言葉をなくす
雅な調べに、流れるような動き、そして、鈴がなるように型が決まる瞬間の美しさ
まじカッコいい!
着流しのおっちゃんに聞いたら、上賀茂神社への奉納舞で、「地唄舞い」というらしい
うーん
すごくしびれたなあ
しびれを残しつつ、参拝
今は、期間限定で文化財を公開しているということで、チケットを買い中へ
そしたら、神主さん直々に内庭を案内してくれる特典つきで、拝殿の中まで入って、見学することが出来た
真っ白な砂の向こうに、国宝の本殿と権殿(仮殿)が並んでいた
ここは、京都で最も古い社といわれている
その歴史は、2600年以上
ここは、神話の世界なんだ
胸が高鳴った
私の中にも、悠久の光、風、水の流れ、そして、祈りがあるような気がした
私というからだは、たかだか何十年の器だけど
2600年の一部となり、全体へと薄まり広がっていく
合わせられた両手と、柏手の響きが、神様と自分に届く場所だと思った