足元の小枝を踏む、パキッという音
風が木々の隙間を走り抜け
虹のように反射する鳥の鳴き声は
どこまで飛んでいくの
亀が水中で水をかく
低い位置に差し込む、夕暮れに近いしろっぽい光に
影の方が私みたいだ
ああ日が暮れる
森を予感させるような
秘密が咲いていた