2019年06月11日
「シンデレラ」をテレビでみた
ネズミと友達ってすごいな、とか思いながら見ていると、ラスト近くになって、名言が連発されていて驚いた
灰かぶりの自分で、王子様の前に初めて出る時、「ありのままの自分をさらけだすのは、とても怖いことだ。でも、人生には勇気が必要だ。」
王子様と手を取り合い家を出ていく時、意地悪をされたまま母に向かって、「あなたを許します。」
王子様と結婚したその後、「彼女は、こんな風になったらいいのになと思う目で、国を見つめ続けました。」
シンデレラは、どんな苦難も受け入れて、楽しみを見いだし、自分を常に信じている
まま母と二人の姉に、これでもかといじめられてる時でも、まま母と姉の方が不幸に見えるから不思議だ
まま母は、シンデレラの父に愛されなかった、お金が足りないと生きていけない、満たされない、無いことに囚われて、必死になっていた
シンデレラは、両親の愛情を常に感じ、自然がある、自由がある、両親の大切にしていた家がある、ネズミや馬やガチョウなど、友達もいる、あることにフォーカスし、幸せを見つけ出していた
なるほどなあ、と思う
どんな状況でも、自分の価値は変わらない
価値が変わらなければ、いつでも幸せはそこにあるのだ
灰かぶりの時の自分も、王子様と結婚した自分も、同じ、価値ある自分に変わりはない
すごい話だわ
先日、お世話になっている写真館で、映画の上映会のイベントがあり、お手伝いをしてきた
「町議房子の逃走」「視る姉」という短編の二本立てで、吉雄孝紀監督と女優の奥様、主演の鈴枝房子さんが北海道からいらっしゃって、和やかだけど、議論熱い場が出来上がっていた
映画は、二本ともすごく面白かった
本当にラッキーだ
北海道の今を映す、という社会的な側面を訴える作品だけど、それをさらりと吉雄ワールドで包みこみ、今を生きてる人間の、何とも言えないいじらしさ、不器用さ、おかしみ、悲哀みたいなものが見ている私の胸に、広がっていく
はっきりとしたハッピーエンドがある訳ではない
人生は、良くも悪くも続いていく
そこに、泣き笑いのような切なさを含む希望を微かに感じて、その微かさが人間だよなあ、と思った
二回上映で、二回見れたのも、本当にラッキー‼️
音楽も、すごいかっこ良かったなあ
主演の鈴枝さんはTシャツ作家さんでもあり、臨時収入があったので、それも買うことが出来た
しかも、その写真館が入っているビルの一階のお店が開いていて、アクセサリーが置いてあり、それは、私が前からいいなあと思っていた作家さんのものだった!
ピアスはけっこうあるけどイヤリングがなくて諦めていたんだけど、ここにはイヤリングが数点置いてあって、作家さんが作品作りを止めたらしく、現品限りということだった
Tシャツ+イヤリング
しめて、臨時収入の金額だった
んー
世の中って、上手く出来てるよねー