2019年05月28日

実家のバラが、綺麗に咲いております
うちの母親は美容師の免許を持っており、私は、可能な限り、髪を切って貰いたいと思っている
もうばあちゃんなので、目も不確かで、手もおっとっとな感じなんだけど
本人も、もう見えんしきついんやけどねーと言うんだけど
右と左の長さが違ってたり
いつも、結局同じ髪型になったり
あれ、3歳の写真と一緒やん、みたいな
それでも、母に切って欲しい
中高生の時は、あーだこーだ、よく文句を言っていた
ずっと母に切って貰っていたので、美容室に過度な憧れを抱いて
大学に入ると、美容室デビューを果たし、やっぱ美容室は違うっぽい、と思ったりしていた
でも今は、母との時間に、幸せを感じる
私の頭の形を理解し、襟足のクセもなんのその、遠慮なくじょりじょり切ってしまうのも
幸せだな、と思う
母は、母の姉に、無理やり美容室に修業に行かされた、と言っていた
本当は、やりたくなかったそうだ
人の言いなりに生きてきた
私の人生、何だったんやろうね、と怒りを滲ませた後悔の念をもらすこともある
もしかしたら、自分に言ってるのかもしれないな、と思う
なんで、好きなように、思うように、自分にさせてあげんかったんかな、と
だから、私は、好きなことをしたい、と思うのかもしれない
母のように、自分を抑え込みながら
人と比べて、自分の価値に自信を持てず
それでも、自分のやりたいことをやりたいと思うのは、母のためかもしれない
そういう一面も、あるかもしれない
私が好き勝手にやることは、母を心配させ、苦しませることだと思ってきたけど
長女なのに、母の期待を裏切り続けてきたと、心のどこかで思っていた気がするけど
もしかしたら、母の出来なかったことをやるために、母の元に生まれてきたのかもしれない
そしたら、母の人生が、少し、色を変えるかもしれない
何となく、髪を切って貰いながら、そう思った
それは、私がずっと探していた、答えのようなものかもしれないな、と思った