2019年03月26日

何となく子供の自分を想像する
だんだん、人と比べることを覚え
あれが足りない、これが足りないという世界で、自分が小さくなっていく
自己肯定は、そのまま劣等感へスライドする
それを、必死で隠す
プライドが高い分、時に潔癖な程に、人を遠ざける
愛されたい
でも、愛されたら、それがなくなった時、自分は耐えられない
それなら、愛されないほうがマシ
人当たりのいい顔の下で、怯えていた小さな私
傷つかないために、傷つけてきた人たち
私なんかのために傷つかないだろう
自分は、そんな、人を傷つけるような、その人にとって価値ある存在ではない
そう本気で思っている
掃除をしていて、シンガー・ソングライターを目指し始めた頃の歌詞のひとつを、20年ぶりに見つけた
行くべき所があるんだ
二度と戻れなくても
トゲを沢山踏んで
穴に落ちて
夜しかこなくて
野に咲く花を首から摘んで
逆さまで
血眼で
一人ぼっちで
影さえなくて
それでもおかしくて
笑い転げて
干からびた昆虫を食べ
慌ただしい酸素を吸い
永らえて
冷たくて
忘れかけて
ふたをして
腐りかけて
そうしてやっと
痛みを知ることができる
そうしてやっと
後悔することができる
この詞が私には、ごめんなさい、ごめんなさい、と聞こえる
こんな自分でごめんなさい
こんな自分でごめんなさい
一体私は、誰に謝ってるの?
誰に認めてほしいと思ってるの?
私の友人は小学生の頃、隣の席になる子を、絶対好きになってたんだって
そしたら、7才の息子が、自分も今、好きな人が6人いるって
学校が毎日楽しいだろうね笑
彼女は息子に、ママは人の良いとこしか見えないから、すぐ好きになってたんだよって言ったんですよ、やっぱり親子ですね、と
ニコニコしながら、私に教えてくれた
そうだね
気が抜ける程、シンプルで簡単なこと
小さな私は安心して
泣いて笑った