2019年03月14日
香椎宮にお参りに行った
拝殿のお隣に、なんか、桜か桃か梅の花が咲いていて
ひーっ
と、なりながら、写真をバチこんバチこん撮っていた
あまりにも夢中になっていて、ふと気づくと、お掃除をしていた神主さんと目が合っている
それは、あんずの花なんですよ
と、教えてくれた
今年はよく咲いてるから、実も沢山なるでしょうね
そう言って、箒片手にお掃除へ戻っていかれた
あんずって、すごくいい匂い
風向きで、ふとした瞬間に、仄かに香る
青い空
日が長くなって、まだお日様は元気
座禅に行った
思う所があって、自分に集中したかった
ご住職が、「無一物 無尽蔵」とおっしゃった
何も持っていないからこそ、尽きることは無い
私は、座り位置を正す前に、涙がでてきて、すごく困った
何も無い
だから
尽きることは無い
途端に、何も持っていない自分が、とても幸せに思えた
尽きることの無い想いが、溢れてくるようだった
座禅の帰り、ご住職が毎月、お寺の前に言葉を書いて貼っているということで、今日初めて、じっくり読んでみた
人生は選択の連続
道を選んだ時点で、その道が
正しいかわからない
でも、正しい道にするために
努力することはできる
その繰り返し
美しい字で、そう書かれていた
私は間違っていたのか
本当にこれで良かったのか
戻った方がいいんじゃないか
そこそこやれていた
積み重ねてきたものが、リセットされた
今まで頑張ってきたことは無駄だったのか
多少の我慢は必要だったのではないか
どんどん悪くなっていくんじゃないか
私は一人でどうなるのか
そんなこんなが、一気に自分を駆け巡ることもある
悩む日と、悩んでられない日と、悩みを忘れられる日を繰り返し
自分の選択を、自分自身で練り上げていく
その繰り返し
そのあと時間があったので、本屋に寄った
パッと目についた本に、言葉について書かれてあった
未来のためにお金を蓄える人は多いが、言葉を蓄える人は少ないのではないか
言葉は、人に贈ることが出来る
言葉が、自身を助けることもある
自分に、他人に、まだ見ぬ人に、どんな言葉を投げ掛けるかで、人生はより深みを増す
投げ掛ける言葉を、私は持っているだろうか
何も無いと思っていたけど、私は言葉を持っているではないか
想いかた一つで、無尽蔵に、投げ掛けることが出来るんじゃないか
きっと、尽きることは無い
なんだか、全てが繋がってる気がした