2019年02月15日

鳩が沢山、えさを持ってる子供目掛けて、集団歩行
右いったり、左いったり、つまずくこがいたり、ぶつかりそうになったり
おもしろっ笑
さすが、平和の象徴
筥崎宮にお参りしたあと、カフェオレが飲みたくてキューブリックへ
二階のカフェスペースで、吉田亮人さんというカメラマンの写真展をやっていた
写真集「THE  ABCENCE  OF  TWO」刊行記念
“生きること   生きていたこと”と題して、全国の本屋を巡回中ということだった
その写真集は、吉田さんの従兄弟と祖母の、二人暮らしの日常をおさめたもの
何気ないお二人の生活が、温かい眼差しで、綴られていた
従兄弟はおばあちゃんに育てられ、おばあちゃんの面倒は自分がみると言ってたのに、ある日突然行方不明になり、その後遺体でみつかったそうだ
事故死
23才という若さだった
その一年後に、おばあちゃんも亡くなられて、写真のお二人はもうこの世にいない
写真をみていて、考えた
私から流れるこの涙は、悲しい、同情の涙なのかな
そこにあるのは、二人のなんともいえない距離感
心からの安心
お互いがお互いを本当に大事に思っている、その気持ちの温度
積み重ねてきた時間
言葉のいらない空気
日差し
後ろ姿から、横顔から、肩のラインから、手から、目線から
散らかる部屋から、洗濯物から、壁の染みから
至るところから、ちりばめられた想いが滲み出る
それは、些細な日常で
私のまわりにもあって
きっと、あなたのまわりにもある
きれいだな
そう思って、涙がでる
そこに写るお二人はいなくなってしまったけど、従兄弟がカメラマンで、写真を撮っていて、それが作品として残り、こうして私たちは見ることが出来る
お二人の人生が、私の胸に残る
沢山の人達の胸に、残っていく
もしかしたら、美化しているかもしれない
それでもいいのだ
その中に、かけがえのないものは潜んでいて
それは、自分にとって、きれいで仕方ないものなんだから