2019年02月07日
線路が好きだ
このまっすぐ伸びるレールの向こうに、何があるんだろうと思う
まあ、隣の駅だけど
ハリー・ポッターや、銀河鉄道999や、銀河鉄道の夜なんかが、私にとっての駅を特別にした
はっきりとした目的と目的地があって、大体の人は、当たり前のように、行き、戻り
でも、その人波の隙間に
発車ベルの合図に
誰もいないひっそりとした待合室に
はっと気づくと、いつもと違うにおいを感じて
ここはどこだろう
私はどこへ行きたかったんだっけ
帰りたいのか行きたいのか
知らない場所へ行こうとしてるのか
知ってる場所へ戻ろうとしてるのか
過去と未来が、今にダブって重なる場所、というか
時間軸がズレる感じがするというか
なんか、駅にいると、そんな不思議な気分になる
踏切もやばい
遠ざかる列車から目が離せず、線路の真ん中で立ち止まってしまう時がある
これは、萌えだろうか
なんともいえないこの胸のときめき
人は、どこかに帰りたいと思う生き物かもしれない
帰りたい
それは記憶なのか、錯覚なのか、わからないけど
自分を手放して、何も考えずに田んぼとか眺めて、窓辺で揺れていられたら、どんなに幸せだろうと思う
どうした私
お疲れか?