悲しいことがあった
そのことを考えると、胸が詰まって苦しくなる
そのことで頭がいっぱいになる
夕飯を食べ、お風呂に入った
シャワーを浴びながら、ふと、でも、今日いいことも沢山あったな、と思った
私が帰省するからと、父は張り切ってサザエを買ってきていて、朝からふるまってくれた
すごく美味しかった
母は、私の左肘を気遣って、茶碗洗いすらさせてくれなかった
自分も腰が痛くて仕方ないのに
痛みを、私以上に感じているのだ
甥っ子は、私がいるから楽しくて、まだ帰りたくないとママに訴えていた
機種変に行って、父母、その場にいた店員さんみんなと、TVで流れていたアロンアルファのCMを見て、妙に盛り上がった
大好きな田んぼは、青々とすくすくと光の方へ向かって、稲を伸ばしていた
当たり前だけど、当たり前じゃない
私はこんなに幸せだった
先日のライブには、亡くなった幼馴染みのご両親が、高速バスで地元から来てくれた
私の少ない曲を全部、携帯にいれて聞いてくれてる大学の先輩は、何年も泣かず飛ばずの私を応援してくれている
友人は13才の息子と聞きにきてくれて、その息子は、興奮した!と言ってくれた
毎回長い感想をくれる人
時間なくて二曲しかきけないのに遠くから来てくれた人
さらっと来てくれる人
今回これなかったけど、さりげなくメッセージをくれる人
蚊に5ヶ所もかまれながらきいてくれた人(笑)
そうだ
あの人もあの人も
そして、私がやりたい!ということに、すぐに答えてくれる人
一緒に作り上げてくれる人
ああ、そうだ
感謝は連鎖して、私は過去に遡る
あのとき
あのとき
あのとき
神様がいるなら、どうか伝えて欲しい
あのときのあの人に
ありがとう
本当にありがとう
本当にマックスありがとう
憂いも悲しみも、消える訳ではない
でも、私の中には、それ以上の幸せがある
そして、憂いも悲しみも、幸せの一部なんだと思う
あ
これは泣ける
泣くことは、笑うことと同じだから、どんどん泣いて下さい!と、心の師匠SHOKOさんが言っていた
田んぼには、3㎝位の小さなとんぼが飛んでいて、私は子供の頃、このとんぼが大好きだった事を思い出す
自分の曲でも書いてるやん?
せっかくなら光の方へ行こう
自由にもっと自由に
僕らが出会ったこの一瞬を
どこかにそっとしまって
なんといい曲(笑)
悲しみも、幸せも、全部、自分の中に溶けていく