2022年03月11日
昨年春におこなった、写真展「水平線に点滅」の巡回展をやっています
3月12日(土)までなので、明日が最終日です
急に決めたこともあり
まん防中ということもあり
この時期に写真展をわたしがやる意味が、本当にあるんだろうか、と考えたりもしましたが
沢山の方に応援していただき、お声がけいただき
直接みていただき、会場のカフェで、まったりしていただき
やってよかったなあと、しみじみ思っています
前回は、写真スタジオをお借りしての展示だったので、お客さまは、当たり前だけど写真をみに来られます
今回はカフェで、どちらかといえば、ゆっくりコーヒーのついでに写真をみる、という方が多かった
わたしは、自分の作品はやっぱりまだまだだなあ、と
もっと人の目を引くにはどう表現したらいいか、もっとインパクトのある空間をつくらなければ
なんつって、いつの間にか焦って考えていました
そういえば
ミュージシャンをやっていた時
まったく同じことを考えていたっけ
もっと人の心を打つような曲をかかなければ
聞いてる人をこちらに向かせる歌を歌わなければ
そんなこと、出来るはずもないし、する必要もなかったな、と思います
いま、自分が出したいものを素直に出すだけ
それだけでよかったんだなあ
でも
そういう状況でしか生まれないものもあるから
もう歌ってないけど
自分の曲は、大好き
会場のWACカフェさんの庭の沈丁花が、濃厚に匂っていました
先日、テレビで河津桜の並木をみて、今年もみれたんだと感極まって泣けてきた自分
花鳥風月を感じすぎてて、やばいすw
これが年齢のせいなら、歳を重ねるのはめっちゃ素敵なことやん
ありがてーありがてー
五島弁で、かわいいことを、みじょか、と言いますが
梅
みじょかの極み
通勤途中に、ういろうみたいにぬるっとした、でっかい川があって
ある帰り道、そこを、でっぷりとした黒い鮒(?)が、悠々と泳いでいきました
魚は、魚以上でもなく、魚以下でもないんだなあと、その泳ぎっぷりに、なんかすごいものをみた気分になりました
わたしも、わたし以上でもなく、わたし以下でもない
「自分」って、そんな大げさなものじゃないんだ
ついつい考えこむクセを、鼻で笑うかのように、鮒はゆったりと、川上へ
ういろうみたいな川も、目を細める程、遠くはキラキラと眩しく
その眩しさの中に、スピードをまったく変えることなく、しなやかな尾びれを見せつけながら、消えて行きました
☆おくのあけみ写真展
「水平線に点滅 巡回します」
at. WACカフェ
3月12日(土)最終日です
11:30~17:00