2020年10月13日
その後、大徳寺へ移動
良い天気だ
少し前にNHKで、「大人の一休さん」という、紙芝居みたいなアニメをやっていた
一休さんの声担当の板尾創路さんが、すんごいはまってて
破壊坊主一休宗純は、えらいこっちゃの人だった
その一休さんがいたお寺
中は迷路のようだった
大徳寺の中に、色んなお寺?庵?が沢山あって、どこがメインなのやら、大体自分がどっから入ってきたのか、正面がどこなのかもわからない
大きい神社やお寺って、入り口が何ヵ所かあるし、バス停から近い入り口が正面とは限らないから、侮れない
地図が苦手な私は、早々にあきらめて、適当にぶらぶらすることにした
小さな村のようだなあ
塀があって、うちがあって
横道があって、庭木に傘が干してあったりして笑
そのうち、幾つめかの四叉路に出た
気づけば、両側の塀の内側に竹林が広がっている
大徳寺で一番有名な高桐院は、竹林の名所らしいが、今は閉鎖中だと、すれ違ったおじちゃんとマダムが教えてくれた
幅をゆったり取った石畳の道を歩きながら、塀の向こうの竹の、風に揺れる様を見た
それぞれが、それぞれに、緩やかにしなりながら
カランコロン、と鳴っていた
マダムに教えて貰った方向へ歩いていくと、いつの間にか大徳寺を抜けていたらしく
目の前に、今宮神社が現れた
門をくぐると、フリーマーケットをやっていた
観光客はちらほら
ああ、ここは、地元の人たちに愛されてる神社だな、と思った
摂社末社も多い気がするし、立派な神社なんだけど全体的に愛らしいというか、風にのって祭り囃子が聞こえてくるような雰囲気なのだ
御神木には、「地域で大切にしている木です」と札がつけられていた
優しい光が満ちていて、トロトロと眠くなってくる
福岡に戻ってから、由緒をネットでみていたら、悪疫退散を願い疫神を祀ったのが、こちらの神社の起こりであると書いてあった
へー
このご時世にぴったり
今も、本社の隣の疫社に素戔嗚尊さんが祀られているらしい
そういえば、手を合わせた気がするな
それにしても。。
なぜ、素戔嗚尊さんが疫神なんだろう
今宮神社といえば、あぶりもちがうまい!(と、友人が教えてくれた)
参道に二軒、おみせが向かい合っていた
白みそのタレが香ばしくて上品な甘さで、一口サイズのおもち一人前なんて、あっという間にペロリだ
ペロリだー!
私は今回、観光メインじゃないし、行きたいとこだけいって、あとはカフェでまったりしたり、色々つまんだりして、ゆっくりしようと思っていた
一人だし
なのに!
蓋を開けてみたら、1日目はにゅうめんだけ、2日目は、朝パン一個とあぶりもちのみで水分もとらず、トイレも忘れ、ずっと歩き回っていたのだ
どうも自分が思ってるより、夢中になるたちらしい
自由にしていいよ、と時間を貰ったら、こんな風に行動するのかと、少しビックリした
ただ、今宮神社の時点ですでに、弁慶の泣き所がもげそうだった
そして、続く。。